ベッド周りの大敵!カビが発生した時の対処法
ベッド周りはカビの温床です。表面的には気づきにくいですが、マットレスの裏面やベッドフレーム、床板に発生しては黒い跡を残しています。
もちろん、そのままでは安心して眠れません。どのように対処すればいいのでしょうか。
マットレスにカビが生えたら?
もしマットレスにカビが生えていたら、まずは掃除機で表面のカビを除去し、胞子が空中に広がるのを防ぎます。
次に消毒用のエタノールかオキシドール、ベンザルコニウム塩化物(逆性石鹸液)などを使って殺菌しましょう。カビの部分に塗って1時間ほど置いたら、絞った雑巾で叩くように拭き取ります。
カビの黒い跡は塩素系の漂白剤を使うと消える場合があります。お風呂用は強すぎるのでキッチン用で十分です。重曹や酸素系の漂白剤では効き目が弱くてなかなか消えないでしょう。
黒い跡に染み込ませて消えるのを待つだけですが、元々の色も落ちてしまいます。いっそハウスクリーニングの業者に頼んだほうが早いかもしれません。
マットレスにカビを生やさないようにするには日頃のメンテナンスが大切です。人間は寝ている間にコップ1杯以上の汗をかきます。そのまま受け止めるマットレスは湿気がこもりがちで、カビの栄養も豊富です。
寝る時はシーツカバーや敷きパッドを使って汗が直に落ちるのを防ぎます。こまめに交換すればニオイ防止にもなります。3~4週間に一度くらいはマットレスを壁に立てかけて陰干ししましょう。
同時に掛け布団など他の寝具も干して放湿します。寝室を普段から風通し良くしておくのも効果的です。
ベッドフレームにカビが生えたら?
時にはマットレスだけでなく、ベッドフレームまでカビが及ぶ場合があります。ベッドを部屋の隅や壁際など湿気がこもりやすいところに配置しているとなおさらです。
まれに黒カビだけでなく赤カビや青カビが生えることもあります。特に収納付きのベッドは要注意です。目いっぱい詰め込むと湿気の逃げ場が無くなってカビのリスクが高まります。
マットレスと同様、定期的に床板まで外してベッドフレームだけの状態で放湿します。普段からマットレスと床板の間に除湿マットやシートを挟むと予防になります。
できてしまったカビは消毒用エタノールで拭き、黒い跡があれば目の細かいサンドペーパーをかけると目立たなくなるでしょう。
すのこベッドも油断禁物!
通気性に優れているすのこ式のベッドも油断は禁物です。ケアを怠ればカビだらけになる恐れがあります。対策としては定期的に掃除してカビの原因となる汚れを取り除きます。
すのこはマットレスやベッドフレームと違って容易に外へ持ち出せるので、天気の良いときに日陰で干しましょう。直射日光に当てると割れたり変色したりする恐れがあるからです。ベッドフレームと同じく、カビの跡には目の細かいサンドペーパーをかけます。
まとめ
ベッド周りのカビは原因となる湿気や栄養をこまめに取り除くことで防げます。大型家具なので面倒かもしれませんが、マットレスや床板、ベッドフレームごとに掃除して陰干ししましょう。健康のためにも習慣づけたいものです。