部屋のスペースが限られているときは、家具の配置次第で実感できる広さや開放感が変わります。どのようなポイントに気をつければいいのか、コツや風水など具体例を交えて紹介します。

家具の配置を決めるうえでの6つのコツ

家具配置の悩み相談に多い、狭くても居心地の良い部屋にするには6つのコツがあります。動線、スペース、統一感、見せ方、錯覚、フォーカスです。

一般的に正面を向いて進むには60㎝前後の幅が必要になります。二人で暮らすならその倍です。ジグザグ移動するよりはまっすぐのほうが機能的でしょう。こうしたスペースを確保するには家具の占有率を1/3以内に抑えるのがポイントです。

そして一直線で部屋の奥まで行けるように配置します。狭い部屋ほど奥行を抑えた家具を選びたいものです。

家具は大きさやデザインに統一感があるほど、すっきりセンス良く見えます。既存の家具を活かすのであれば背の高い家具を部屋の入口側に置き、窓に向かって他の家具が低くなるよう配置換えすると錯覚で開放感があるように見えるでしょう。

さらにフォーカスしたいところを決めてこだわりのインテリアを集中させると少数でも見映えが良くなります。

家具配置のレイアウト例

同じアパート暮らしでも、部屋の広さによっておすすめのレイアウトは異なります。例えば1Kのワンルームはベッドが場所を取るので、家具の占有率を抑えるならソファは置かないほうが良いでしょう。

置くとすればmotiの一人がけソファがコンパクトで座り心地も抜群です。さらに高さの低い家具で統一すると開放感のある部屋になります。

1LDKや2LDKになればベッドは別の部屋に移動できますが、それでもリビングダイニングは6畳や8畳くらいとスペースが限られます。特にソファとダイニングテーブルを両方置くべきか悩ましいところです。

そこで食事しやすいソファとテーブル、あるいはソファとコンパクトなダイニングテーブルという組み合わせで配置するのがおすすめです。例えばTraviのカフェテーブルは幅が80㎝と手頃なので、ダイニング用にもソファのセンターテーブルとしても使えます。

最近では家具の配置をシミュレーションできるスマートフォン用のアプリやパソコン用のフリーソフトがあります。中には3Dで見られるものもあります。購入前に活用すると失敗や後悔を防げるでしょう。

番外編-風水から考える家具の配置

風水で家具の配置を決める方法もあります。例えば玄関は左側に鏡を配置し、さらに観葉植物を置くと吉です。寝室には花瓶や水槽など水がこぼれやすいものを置かず、ベッドは入口（ワンルームなら玄関）から直に見えないよう配置するのが良いとされています。

色使いなど突飛なアドバイスもありますが、ほとんどは経験則に基づいており実用的です。

まとめ

たとえ狭い部屋でも家具を厳選したり配置に気をつけたりするだけで、開放感のある居心地の良い部屋になります。最近ではシミュレーションできるアプリやフリーソフトもあるので活用してみましょう。風水も意外と参考になります。