内装材(壁紙)を意識して、インテリアを一段レベルアップ♪part2
快適さや部屋の印象を決めているとも言える内装材。
まずは内装材の中でも壁紙からご紹介していきたいと思います。
壁紙のことを、「クロス」と言いますが、
一般的に「クロス」と言うと、ビニールクロスをイメージする方が多いのではないでしょうか。
でも実は壁紙の種類には、下記のように大きくわけても5つあります。
①ビニールクロス
②紙クロス
③布クロス
④木質系
⑤塗り壁
今回は壁紙の中でも②紙クロス③布クロスについてご紹介します。
②紙クロス
加工紙に様々な色・柄をプリントし、樹脂加工したしたものです。
◇メリット
部屋を柔らかな印象にすることができます。
またこの紙クロス、実は種類も柄も比較的豊富に存在します。
柄や色彩が鮮やかなものが好みの方は、海外の紙クロスも見てみると良いですね。
さらなる利点としては、化学物質にアレルギーがある方にも優しい素材だということです。
紙クロスと聞くとお掃除が全くできないのでは?と思うかもしれませんが、
水拭き出来るものもあるので、メーカーさん聞いてみると良いと思います。
◇デメリット
材料自体が薄いため、施工の際、下地調整に時間がかかってしまいます。
壁紙もDIYする方がいると思いますが、難易度が高いためプロにお願いしたほうが賢明です。
またビニールクロスと比べるとお値段は高めです。
③布クロス
平織、綾織、不織布、フェルトなどを紙で裏打ちした壁紙のことです。
◇メリット
そもそも「クロス」とは「cloth=布」を意味していたので、
布で出来ている壁紙のことだったようです。
ところが、工事が簡単で、色柄が豊富なビニールクロスが登場し、
「布で出来た本物のクロス」は、どんどん姿を消していってしまったようです。
現在、布クロスが壁紙全体に占めるシェアは、1%にも満たないそうですが、
独特のボリューム感、柔らかい質感と高級感を演出できるため、
ホテルのロビーや結婚式場、オフィスの応接間などにもよく使われています。
また布はビニールクロスに比べると圧倒的な強度があり、
静電気を起こしにくいのでホコリがつきにくい性質があります。
さらに調湿性・通気性があり、結露が発生しにくいという利点もあります。
布クロスも、化学物質に不安がある方にも安心な素材のようです。
◇デメリット
汚れの落ちにくさと価格です。
ただ、ビニールクロスと違い、布クロスの汚れは独特のヴィンテージ感がでてくるので、
そういう味を楽しむのも良いかもしれません。
そして、施工に関しても職人の腕の差が出やすいと言います。
布クロスで張り替えを考えている方は、布クロスを得意としている会社を
しっかり選んだほうが良いですね。
次は、
④木質系
⑤塗り壁
についてご紹介しますね。