失敗から学ぶ!これだけは押さえておきたい、食器棚の選び方
新しい生活をスタートするにあたって、家具をデザイン性重視で選びたい、という方もたくさんおられると思います。しかし特に食器棚は機能性も忘れてはいけません。
まずほとんどの方がするのはサイズを測ること。奥行き、幅は間違いなく測るのですが、意外と見落とすのが高さです。できるだけ背の高い食器棚を選んで収納エリアを増やそうと考えていた私。高さなんてどの食器棚でも入るからきっと大丈夫、と高をくくっていたら、見事にサイズが合わずキャンセルをした経験があります。
次に何を置くか、です。食器棚とはいっても、食器だけではなく各種家電を一緒に置く方も多いと思います。我が家ですと炊飯器、トースター、電気ケトル、オーブンレンジを置いています。この、食器以外を置くスペースをどれくらいとるのか、ということも大切なポイントです。また、家電の数に合わせたコンセントがあるのかどうかも、一緒にチェックしておいたほうが良いです。
それともう1つ・・・ゴミ箱置き場です。食器棚の中には下部が空いていて、ゴミ箱を収納できるタイプもあります。うちは収納量を重視してすべて引き出しタイプをチョイスしましたが、キッチンにゴミ箱置き場がなくなってしまいました。結果的に簡易ごみ箱(ビニール袋をつるして使う)でごみを集め、少し離れたメインごみ箱に捨てに行くようにしています。食器はいまでも満員御礼ですし、もし次に買い替えるとしても非常に悩ましい点です。
続いて収納量についてです。まずは手持ちの食器の量を把握する必要があります。その量に合わせた食器棚を・・・選んではいけません。家族が増える予定がある人だとすると、子供用の食器は思いのほか量も多く、嵩張ります。また、一人暮らしから家族で暮らすとなると、来客用の食器の数も増えていきます。そういった事情がなくても、結婚式の引き出物やその他の贈り物で、想像以上に食器が増えていきます。我が家では引き出物でいただいた食器は全く入りきっておらず、ストックとしてベッド下収納に眠っています。
増える食器で盲点だったのがティーカップ(コーヒーカップ)のセットです。5客セットで購入しても、途中で1つ2つと割れてしまい、セットでは使えなくなってしまいました。そうなるとセットでまた購入しますよね。そこで割れずに残った食器を捨ててしまえる方は良いのですが、私は「まだ少数の時に使えるし・・・。」と残してしまっているため、どんどん量が増えています。当然どの食器も途中で割れてしまう可能性がありますし、欠けてしまって処分することもあるでしょう。
その分を差し引いても、かなり余裕をもった大きさの収納を選ぶ必要があると思います。この部分は、捨てられるか捨てられないか、という性格の部分も大きく関係しているので、自分自身の考え方をしっかり理解した上で決めることをおすすめします。
ダイニングテーブルやソファ、テレビボードなどは、どちらかというとそのうちまた買い替える、という認識の家具だと思います。でも食器棚って、なかなか買い替える、とはならないと思いますし、デザイン性も機能性もしっかり納得して購入していただければと思います。