内装材(壁紙)を意識して、インテリアを一段レベルアップ♪part3
快適さや部屋の印象を決めているとも言える内装材。
壁紙の種類をご紹介してきましたが、今回はpart3です!
まずは壁紙の種類5つを確認してみましょう。
①ビニールクロス
②紙クロス
③布クロス
④木材系
⑤塗り壁
今回は④木質系ついてです。
④木質系
木材を壁に使ったインテリアの魅力についてはあまり知られていないかもしれません。
壁材に使用されるのは無垢材の他に、木材の薄板を張った化粧合板、
合板の表面を樹脂加工した合成樹脂合板、
合板に木目をプリントしたプリント合板などがあります。
でもやはり、せっかく木材の壁材にするのであれば、無垢材を使いたいですね。
今回の木材系壁材については、無垢材を中心にお伝えしたいと思います。
◇メリット
ナチュラルであたたかな雰囲気が魅力な木材系の壁。自然志向のインテリアでは根強い人気があります。
特に天然木を使った壁材は、時間が経つにつれて徐々に味わいが深まっていくのを楽しむこともできます。
手触りは柔らかく、節や木目も天然のものであれば、唯一無二のオリジナルです。
もちろん香りも楽しめるので、癒し効果も抜群です。
木の種類によって香りは異なりますし、ほとんど香りのしないものもあるので、
その点はしっかり確認してくださいね。
お気に入りの香りが見つかったら、さらに居心地の良い空間になると思います。
◎調湿効果
木は湿気を吸ったり吐いたり呼吸をしていますので、木材には調湿機能があります。
梅雨や夏のジメジメする時は湿気を吸収し、冬の乾燥する時は湿気を放出して室内の空気を快適にしてくれます。
また冬は結露もしにくいのです。
◎吸音効果
さらに音の反響を抑えてくれる効果もあります。
マンションのコンクリート壁に貼ると、部屋全体を静かで落ちついたものにできます。
小さなお子様のおられるお家であれば、ご近所への防音対策のひとつになるかもしれません。
◎部屋を広々と感じさせる効果
木材壁は貼る方向によって、部屋の天井高や奥行感が変わります。
上下方向に木材を張ると高さ方向に広がりが感じられ、
横方向に張っていくと奥行きが感じられて室内が広く見えます。
◇デメリット
防炎機能はありませんので、台所のコンロまわりなどには使えませんし、
水まわりにも向きません。
また、部屋全面に貼ってしまうと、重苦しく、木目がうるさく感じられることもあります。
木質系の壁材は、ひとつの面に用いて部屋のアクセントとしたり、
腰壁として取り入れたりするケースが多くみられます。
部分貼りなら工事も簡単ですし、DIYも可能です。
是非うまく壁に木材を取り入れてみて下さい。
壁に天然の木を貼るリフォームをすると、空間全体のグレードがぐんとアップしますよ。