家具選びの前に、木材の基礎知識を学ぼう♪「木材の種類②」
「木材の種類」についての第二弾です。
覚えきれないくらいの様々な種類がありますので、
「へぇ~」と目を通すくらいで構いませんので、
是非、1つでも覚えてタメになればうれしいです。
■パイン材
日本語でいうと「松の木」。
パイン材は人工的に作られたものではなく、
自然のままの無垢の状態で使われます。
自然な美しいパイン材の木目が特徴となっていますから、
この木目を活かすために加工などは殆ど施されず使われることが多いようですね。
木目を綺麗に見せること、
木の呼吸を止めないで香りを楽しむことを目的に作られています。
また、柔らかい木なので、表面硬度もそれほど高くありません。
■アルダー材
ヨーロッパでは広く崇められた聖樹の一種で、
「神聖な木材」と言われるアルダー材。
広葉樹にしては比較的柔らかい材で、加工性には優れています。
乾燥は速く、材の安定性はとても良いですが、保存性は低いです。
材面はブラックチェリーに似るが木肌が少し粗い。
■ウォルナット(胡桃)材
材質の特徴は割れにくく、非常に加工性の良い木で、
塗装をしなくても表面がウォルナット特有の艶のある美しい濃い茶色がでる為、
見た目的にも申し分のない木です。
乾燥の際には注意が必要ですが、乾燥後の狂いは少ないです。
釘打ち、ネジ止めも問題なくでき、
表面を美しく見せる為の艶出し材なども非常に良く吸収します。
耐久性にも優れており、心材は虫の被害も受けにくいようです。
家具での人気も高く高級材で、入手困難で値上がりの傾向にあり、
一概には言えないですが、無垢のダイニングテーブルで10万円はするものが多いです。(似た材質の木に注意)
■タモ(アッシュ)材
堅く、建材にも使われるタモ材。
家具の素材としては柾目の突板の美しさを生かしたものが多く、
その繊細さが、従来より日本人好みと言われています。
■ナラ(オーク)材
江戸時代の日本においては裂けにくく硬いというナラの性質から、
当時の裂いて製材するという方法では加工が困難だった為、
利用を避けられていた木材ですが、
その後、大型の製材機が普及した事で製材が容易になった事で
硬くて強度のある良材だという事が分かり、
広く利用されるようになりました。
材は堅く、建材や枕木、ウイスキーなど洋酒用の樽材としても重宝されます。
現在では「ジャパニーズオーク」の名で
海外にも輸出されており、世界的にも家具材としてもとても人気のある樹種です。
まだまだ続きます。
次回はラストの第3弾です。