新居の内覧会にいき、サイズをはかり、いよいよ家具を購入する。

とってもワクワクした気持ちであると同時に、いったい何から手を付けたらいいのか・・・と途方もない気持ちにもなりました。

私はもともとインテリアのセンスもないですし、もちろんインテリアやカラーコーディネイトを勉強したこともありません。もっと言うならば一人暮らしをしたこともなかったので、一から好みの家具に揃えるといった経験をしたこともありませんでした。

なにもわからないところから友達や先輩に相談したり、インテリアコーディネーターの方に相談したり、本やネットで調べてみたり・・・時間はかかりましたが、最終的には満足いくインテリアにたどり着くことができました。インテリア素人のわたしが辿ったそこまでの道のりを、ご紹介していきたいと思います。

まず一番初めにしなければいけないこと。それは「イメージ」です。
自分はどんな空間を作りたいと思っているのか、どんなテイストにしたいと思っているのか、そこを絞り込んでいく必要があります。この家具はここが素敵、この家具もここが素敵、と個々に気に入ったものを選んで購入していては、全体のバランスが悪くなってしまいます。とはいえキレイにレイアウトされている家具やスペースをみると、どのテイストも本当に素敵に見えてしまいます。和、モダン、和モダン、クラシック、シック、カントリー、アメリカン、北欧、アジアン、アンティーク、シンプル(ナチュラル)、ポップ・・・それぞれを掛け合わせたようなスタイルもあります。ほかにもアフリカン、イタリアン、ゴシック・・・テイストを挙げだしたらきりがありません。

本当に自分が好きなテイスト、スタイルは何なのか。それを知るためには、とにかくいろいろなインテリアスペースを見て回ることだと思います。生で見ることが一番ですが、ネットや本の写真でもよいです。たくさん見て、自分が素敵だと思うものをストックしていくと、「自分の好き」が少しずつクリアになってくると思います。

我が家の場合、いろいろと絞り込んでいくうちに残ったのは「モダン」「シンプル(ナチュラル)」この辺りでした。絞り込みの際には、好みだけではなく現実的な問題とのすり合わせも必要です。例えば我が家の場合「カフェ風」「クラシック(トラディショナル)」は好みとは別の理由で却下になりました。「カフェ風」は見せる収納や細かい飾りが多く、日々ほこりがたまらないように掃除することやきれいに並べることが不可欠だと感じました。(もちろん、どのテイストも掃除は必要ですが)細かい作業が苦手な私にとって、生活の中でこのインテリアをキープするのは難しいと判断したのです。「クラシック(トラディショナル)」はスペースの問題でした。ヨーロッパテイストのホテルで見るような家具に憧れがありましたが、重厚な家具が多く、とても我が家のスペースには収まらないと判断しました。

このように、現実的な問題ともすり合わせることによって、最終的なイメージを固めていきました。
「モダン」「シンプル(ナチュラル)」に絞られたらあと一歩・・・なのですが、私の中ではモダンというと、白一色やモノトーン、黒に赤などの差し色、といった、少しエッジの効いたスタイリッシュなイメージ。シンプル(ナチュラル)はもう少し温かみのある、ウッディなイメージ。思ったより、離れた印象をもったテイストでした。一番の理想は白に統一してモダンを目指したいところでしたが、小さい子供がいる家ということもあり、温かみを残したいと考え、モダンに振り切らず「シンプルモダン」という組み合わせで家具探しをすることになりました。

その後のお話は、また次回に・・・。