ソファーが壊れたら修理に出そう
長く使えるソファーは、その分思い入れがあるもの。買い替えだけではなく、修理の可能性も考えてみてはいかがでしょうか。ソファーの修理方法についてご紹介します。
ソファーの内部が壊れた場合
ソファーが壊れ修理しなければいけなくなる理由は、大きく分けて2つあります。カバーなど外側の部分が擦り切れたり破れた場合と、内部のクッションがへたれたり、コイルが壊れたりした場合です。
内部が壊れた場合は、ソファーのタイプと内部の構造の両方が修理料金や方法に関わってきます。たとえば、クッションがへたれたケースでは、ソファー外側が張り込みタイプだった場合、内部の修理に加えて皮などカバー部分の張り込みも行う必要があります。そのため、専門の工場まで運搬しなければならず、修理代とカバーの張り込みに加え運搬費もかかります。
修理部分がごく小さな範囲でも、総じて費用が高くなりやすいタイプです。カバーの種類によりますが、修理代と運搬費に加えソファー本体の代金の7割程度の張り込み料金がかかると考えられます。
これに対し、費用が安くなりやすいのがカバーリングタイプです。自身でカバーをはがして新しいものに交換できるようになっているタイプのソファーで、修理の際もカバーの張り込みをする必要がありません。こちらはカバーを張り替える手間や料金がかからないため、修理部分と運搬費のみとなります。一例として、座面のクッション部分1つ分を修理するのであれば、コイルが入ったタイプで20,000円ほどから請け負ってくれる業者もあります。本体まるごと運搬しなければならないソファーは運搬費がかさばりますが、簡単に取り外せる部分であれば、修理部分のみの輸送で済むでしょう。
ソファーカバーの張替え
前述のとおり、ソファーには本体に皮などのカバーを張り込んでいる(購入者が自力でカバーを交換できない)タイプと、カバーリング(カバーの取り外しが簡単にできる)タイプがあります。
カバーの張替えを利用するのはカバーを本体に張り込んでいるタイプが主ですが、修理に出す場合、専用の工場まで運搬しなくてはなりません。
購入した家具店で受け付けてくれることもありますが、あまり多くはないようです。修理専門業者や椅子屋でも依頼できるので、そちらで修理を申し込んでみましょう。
修理専門業者に依頼する場合、まずはインターネットや電話で見積もりを申し込みます。申し込む際はソファーの製造会社、商品名、大きさや生地などの情報が必要です。業者によっては写真添付も必要となるため、スマホやデジカメで修理箇所とソファー全体の写真を数枚撮っておきましょう。
見積もり額に納得できたら申し込み、修理完了を待ちます。料金は材質やサイズで異なりますが、ソファー本体の7割程度を見ておきましょう。運搬費込み目安として、3人がけでおよそ10万円~16万円程度です。マンション上階などクレーンで吊り下げたり運搬が容易でなかったりする場合は、さらに手数料が加わります。
日ごろからきちんとしたケアをしよう
より長くソファーを使うには、日ごろからのケアを心がけてください。カバーリングタイプなど始めから手入れしやすいものを購入するのも良いですし、汚れが着いたらすぐに拭き取るなど早めの対処を行いましょう。
とくに本皮を使ったソファーは修理も高額となりやすく、一部のみを修理した場合は継ぎはぎが目立ってしまいます。普段から皮製品専用のクリームを塗っておくなど、材質に合ったお手入れをおすすめします。
スプリングの交換も早めにしましょう。錆びたり古くなったものは座り心地が悪くなるだけではなく、事故にも繋がりかねません。
お気に入りのソファーを長く快適な状態で使うためにも、適切なお手入れとこまめな修理を行ってください。