オシャレな照明器具で、素敵な空間づくり part2
前回記事の続編となります。
普段、私たちが何気なく、当たり前のように点けている部屋の照明。
その照明も選び方によっては、
温かさ、落ち着き、くつろぎなど
さまざまな雰囲気を演出することができます。
そんな暮らしに欠かせない照明器具の選び方を、
空間ごとに説明させていただきます。
これから新築を建てる方や、照明を新調する方は必見です。
【照明器具選びの4つのポイント】
❶配置の仕方
❷照明の種類とは
❸明るさは適切か
❹デザインと光の使い方のコツ
今回は、ポイント❸をお話します。
明るさは適切か
照明は、ただ明るければ良いというものではありません。
部屋ごとに「快適な明るさ」が確保されているかが重要です。
お部屋で何をするかによって「適切な明るさ」は違ってきますので
それを頭に入れて、照明の明るさを考えなければなりません。
また、お部屋の雰囲気を左右する色温度も大切になってきます。
明るさのほかにもう一つ知っておきたいのが、光の色合いを表す色温度です。
色温度が高く、白っぽい光の蛍光灯と色温度の低い赤っぽい光の白熱灯を
お部屋のイメージに合わせて使い分けたり、
組み合わせるとお部屋の雰囲気がぐんと変わってきます。
■爽やかでクールな印象…蛍光灯
明るく爽やかな光でお部屋をムラなく照らしてくれるので、リビングなどに適してます。
白熱灯に比べ消費電力が少なく長寿命。
長時間点灯するリビングや門灯などに適しています。
■暖かみのある光…白熱灯
暖かみのあるソフトな光が、色彩やお料理のおいしさを引き立てます。
リビング・ダイニングルーム・寝室などのムードを出したいお部屋に適しています。
シーンによって明るさを考えよう
【集中力が生まれるあかり】
子供部屋や書斎には、天気の良い真昼のような
青白い光の蛍光ランプなどを使うと集中力が高まります。
勉強や読書をするときは、スタンドで適正な明るさをとることをお勧めします。
右利きの場合は、前方左斜め上30~40cmくらいに光源を置いて
机上面を照らすと目が疲れません。
【年齢にあった照明を】
必要な明るさは年齢によっても違ってきます。
年齢を重ねると視力の低下によってより明るい照明が必要となってきます。
たとえば、20歳を1とした場合、60歳では3.2倍もの明るさが必要だそうです。
【より美人に見えるあかり】
あかりによって、表情も違って見えます。
一般にいちばん表情が美しく見える照明の位置は、
斜め上45度の角度といわれています。
化粧室や玄関の照明などは、この角度にセッティングしてみませんか。
よりきれいに見えたら、毎日が楽しくなりませんか?
【食欲が増すあかり】
食卓をおいしく演出するにもあかりは役立ちます。
白熱灯もいいですが、最近は暖かく、
やわらかい光をもつ電球色の蛍光ランプも登場しています。
お刺身や野菜、果物なども色鮮やかに見え、
リラックス感があり、目も疲れません。
適切な明るさにもこんなにも種類があります。
知っていましたか?