階段はどこにあるのがいい!?リビングイン階段のメリットとデメリット!!②
家づくりをする中で一番基礎になるのが間取りです。そして、1階と2階を繋ぐ階段はとても重要な役目を果たします。
その階段をリビングから・・・という人が増えていますが、それが本当にいいのか分かりませんよね。
そんなリビングイン階段のメリットとデメリットについてお話しします。
1回目はメリットについてお話ししました。今回はデメリットについてお話したいと思います。1回目と合わせて参考にしてみてください。
リビングイン階段のデメリット
メリットとデメリットは紙一重とよく言いますよね。なので、メリットがデメリットになり得ます。どちらが自分に合っているか考えてみてください。
・プライベートな自分の空間が確保しにくい
家族の空気をより近くに感じられるリビングですが、それが故、2階に居ても家族の気配を感じるでしょうし、自分だけの空間というのは作り辛くなります。
また、リビングは人が集まる場所です。来客の際、他の家族が帰って来て2階の自室に行きたくてもリビングを通らなければいけません。
あまり会いたくない来客があった場合は家に帰りにくくなります。
また、2階に子供部屋を設けた場合も子供の友達が来た時にリビングを通るので、部屋はキレイにしておかなければいけません。自分もパジャマのままではいられませんよね。
常に部屋の清潔さや身なりに気を使わなければいけません。
また、家族と顔を合わせづらい時もあります。子供が大きくなればそういうことも増えてきます。落ち込んでいる時など、見られたくない顔もあります。リビングイン階段だと家族だけでなく、他人に見られるということも出てきます。
自分のプライベートが少しなくなりそうですね。
・風や臭いが上へ逃げていきやすい
上下階のコミュニケーションが取りやすいですが、その分、暖房をつけても部屋が暖まりにくかったり、キッチンの臭いなどが2階へ伝わりやすくなってしまいます。
リビングイン階段にすると、寒いと言われてきましたが、今は断熱効果も上がり、リビングイン階段にしたからと言って、すごく寒い家になるということはないようです。
しかしながら、開放的な空間になるので、暖房、冷房は効きにくくなります。(そのため、階段に扉をつける方法も取り入れる方が多いようです。)
リビングイン階段のメリットとデメリットをお話ししましたが迷うところですよね。デメリットはよく分かるし、それは嫌だけれど、でも、やっぱりどうしてもリビングイン階段がいいという方もいると思います。
そんな方は階段の設置場所を少し検討し直して、リビングのど真ん中に設置するのではなく、玄関に近い、リビングの隅っこにしてはどうでしょうか。
メリットを活かしつつ、デメリットも少しは解消されます。
今、お家づくりされている方、これからされる方、是非参考にしてみてください。